木の話 その39
桐の話。桐は火に対しては、表面がすぐに焦げて炭化し、それ以上の中が燃えなくなります。また熱伝導率が極めて小さく、発火しにくい木です。だから着物をしまう桐ダンスに使われたり、以前は金庫の内箱材として使われていました。
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食べる栗は良く知っていても、栗の木が何に使われているか知っていますか?実は栗の木はかなり古くから日本人と親しんできました。耐水性、耐久性に優れているため、昔から家屋の土台として使用されてきました。また今ではコンクリート製がほとんどですが、鉄道の枕木も栗の木が使われていました。
View Article木の話 その41
世界遺産である法隆寺ですが、はじめなかなか申請がおりなかったそうです。メンテナンスしてるんやから千年前のものとはもう違ってしまってるでしょう?…というのがユネスコの見解だったとか。それをメンテナンスを含めて文化だと主張してやっと認められたそうです。
View Article木の話 その42
トレーサビリティってよく言われますよね。その商品がどこで誰によって作られたのか?などがハッキリわかることです。それを考えると吉野ヒノキってすごいですよ~!300年前に植えられた木でも、ちゃんと帳簿が残っていて、どこの誰が植えたかわかるそうです。伝統の力はすごいですね。
View Article木の話 その43
伊勢神宮は20年に一回建て替えられます。形ある物はやがて滅びますが、型は滅びないで永久に伝わります。森の中にあってこその神の宮居で、20年に1回の建て替えは人生60年の間に1度は習い、1度は建て、1度は教えるという意味を持ちます。日本人はそうやって自然と共に生きてきたんですね。
View Article木の話 その44
石で自然から隔離されたパルテノン神殿と、木で森のなかに建てられた伊勢神宮。人間と自然は対立するもので、自然を克服することが英知、すなわち文化だとヨーロッパでは考えらています。神様の住む場所をみても、石の文化の西欧と木の文化の日本の違いがはっきりと現れますね。
View Article木の話 その45
木は生物素材で、同じものは二つとありません。人柄に違いがあるように、木にも木柄があって、それぞれ異なります。宮大工は規格に合わせて木を切ったり削ったりしたわけではないそうです。「木組みは寸法で組まず、木の癖で組め」とのこと。そうすることで千年以上持つ建物が建てられるんですね。
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View Articleしばてん
小学校に行く前だから幼稚園のころだったと思うのですが、非常に衝撃を受けた絵本がありました。人って、こんなんなんや…と、幼稚園の子どもなりに悲しい思いになりました。 それだけ衝撃を受けた絵本だったのに、タイトルを忘れてしまって、幼稚園以来その本に再開できずにいました。...
View Article木の話 その46
現代はナノ技術の時代といわれます。ナノは1Mを10億で割った超微細な長さの単位です。木工にナノは関係ないと思わるでしょう?大工さんの世界にはカンナ削りの技を競う大会があります。優勝者になると、その削りクズの薄さは100分の5ミリだとか。ちょっとだけナノ技術?(笑)
View Article木の話 その47
部長、専務、社長、いろんな肩書きがあります。肩書きによって対応が変わったり。肩書きを間違えたら、すごく怒る人がいたり。肩書きってそんなに大事かな?肩書きについて、僕の尊敬する人がこんなふうにいってました。「肩書きとは…ピノキオの体の一部みたいなものだ。 …どちらも肩が木」
View Article木の話 その16
動物は住んでいる場所が住みにくくなったら住みやすいところへ移動します。でも木は移動できません。移動できない木はその場所に何年も何百年もかかって適応していきます。そうやってその地域に適応してきた木で、その地域に建物を建てることは、一番適していることだと思いませんか?
View Article木の話 その17
借景という言葉があります。日本人は山や樹木など外にあるものまで自分の家の景色として取り込んできました。自然との境界がとてもなだらかなんですね。西洋の自然をシャットアウトして自然と対立する石の建物とは全然違います。このような気質から日本人は木の家が好きなんでしょうね。
View Article木の話 その18
戦後植えたれた木が資源として利用可能な時期を迎えています。その一方、国産の木が使われないため森林の手入れが十分に行われていません。国土保全など森林の多面的機能の低下が大いに危惧されています。木を使うことにより、森を育て、ゆたかな森林資源を活かさなければもったいないと思います。
View Article木の話 その19
建築系の大学4年間で、木材の授業は何時間あると思いますか?正解はたったの2時間だけです。4年間で2時間…。それも建築の歴史の授業の中で少しと、建築材料の講義の中で少しだけです。木材の知識が無いまま、1級建築士になっている建築士が非常に多いのです。木が使われないはずですね。
View Article木の話 その20
山に生えてる木を立木といいます。立木を伐採すると、丸太になります。丸太を製材すると、板になります。木は山に生えているときに、北側斜面に生えていたのか、南側斜面に生えていたのかによって、板になったときの性質が違ってきます。やっぱり木って難しいですね。生き物だから当たり前ですけど。
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